投資のリスクと聞かれて具体的に答えられない人
それではまず今回の要点です。
- リスクとは期待した利回りから離れる可能性の大きさ
- つまり統計学的にいうと「標準偏差」
- リスクは減らせる
まとめ!

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投資のリスクとは?
一般的に使われる「リスク」の意味
辞典によるとリスクとは「損害や損失を被る可能性」とあります。
また「リスク=不確実性」という意味で使われる事も多いです。
投資で使われる「リスク」の意味
証券(債券や株式)の期待した利回りから離れる可能性の大きさ
下図:10万円で購入した利回り5%の普通株が1年後どうなるかの一例

この普通株は1年後利益になるかもしれないし、損失になるかもしれません。
この振れ幅がリスクです。
例えば、銀行預金は期待利回り(0.001%)から振れ幅が殆ど変化しないので「リスクが少ない」と言えます。
一方で期待利回り5%の普通株であれば、利回りの振れ幅が大きく「リスクが大きい」と言えます。
このように考えることができれば、リスクを測る尺度を次のように定義できます。
将来の期待利回りの変動性、または散らばり具合
数字で表す事ができたため、分散などリスクを減らす研究が行われています
リスクを知る理由
「リスク=期待利回りの振れ幅」です。
そのため自分がどれだけリスクを取れるかの目安になります。
適度に分散投資された株式であれば、「期待した利回りから離れる可能性」は利益になる場合も損益になる場合も殆ど対照的になっています。
例えばこちらの図は80年間のS&P500指数ポートフォリオの月次リターンの分布です。
出典:ウォール街のランダムウォーカー
大体左右対象になっていますよね。
統計学的にいうと「正規分布」です。
詳細はここでは述べませんが、ざっくり毎月の期待利回りの振れ幅が分かります。
上記の図であればこうなります。
重要なことは期待利回りの幅の内、下げ幅が自分の限界を超えないかということです。
リスクを減らす方法
研究結果によると、平均して大きなリスクをとった場合、より高いリターンを得られています。
こちらの図は主要な金融資産のリターンをまとめたものです。
出典:ウォール街のランダムウォーカー
長期でみると株式は高いリターンを得ていることがわかります。
しかしリターンの分布は広がっておりリスクが高い事が分かります。
めちゃくちゃ頭の良い人が研究してくれています
この件についてはまた記事をまとめます。
まとめ
今回のまとめです。
- リスクとは期待した利回りから離れる可能性の大きさ
- つまり統計学的にいうと「標準偏差」
- リスクは減らせる
まとめ!
