以前の記事で年金でもらえる額・老後資金にいくら必要なのかが分かりました。高齢夫婦無職世帯の月額生活費の平均は約27万円、ゆとりある老後生活費の平均額が月額34.9万円のため、田舎パンダ家の場合年金を当てにした老後生活ではおそらく成り立たないことがわかりました。そのため老後資金の3階建て部分にはいくら必要になるのか考えました。
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年金だけではいくら不足する?
ゆとりある老後を目指すと月10万円足りない
共働き夫婦で生涯年収400万円とし60才まで働くと仮定すると、月々25万5000円。(参考:厚労省のモデルケースでは夫婦2人で月々約22万円。)月々25万5000円だと、高齢夫婦無職世帯の月額生活費の平均は約27万円のため約1万5000円たりません。また、ゆとりある老後生活費の平均額が月額34.9万円のため、ゆとりある生活を考えると約10万円足りない計算になります。
総務省の家計調査報告(家計収支編)平成28年(2016年)
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(平成28年度)
そこでゆとりある生活を行うために毎月10万円を配当金でもらうことを目標にします。
老後資金の配当金(三階建て部分)を10万円とすると毎月の積立額は?
月10万円配当金を貰おうとすると必要資金は約5000万円
毎月10万円の配当金を貰おうとすると、税引き後の利回りを3%として、約5000万円の資金が必要と考えます。
毎月10万と考えると1年で120万。*ですが手数料や税を考えて150万必要と考えます。
税引き後利回り3%とすると、150万➗0.3=5000万
毎月の積立額はいくら?
30才から60才までの30年間運用するとします。楽天証券の積み立て簡単シミュレーションを使用して、5000万円を30年で達成するとします。リターン3%と5%では次のようになります。

※期待利回りは、再投資された複利計算を行います。
※申込手数料、税金等は控除しません。
まとめ
①年金だけでは余裕のある老後を迎えようとすると月々10万円足りない
②10万円を配当金で貰おうとすると約5000万円必要
③年利3%で30才から60才まで30年間運用すると考えると月々8万5000円必要。