ニュースなどで教育費は1人あたり2000万円かかると言われて不安に駆られていました。
そこで今回は必要な教育資金について調べてみました。
調べてみて教育資金には、実際支払わなければいけない金額と、国からの補助により考慮しなくていい金額があることがわかりました。
①全ての費用を考慮すると、幼稚園〜大学までだと大体740万〜1320万かかる
②イニシャルコスト・ランニングコストを考えると一時的に大きなお金がかかる場合はあるが、一気に1000万とか必要になるわけではない
③大学進学を考えると、それまでに300〜500万円を貯めておきたい。
③貯蓄のために児童手当金を上手に使う
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トータルで必要な教育資金はいくら?
幼稚園から高校卒業まで
区分 | 幼稚園 | 小学校) | 中学校 | 高等学校 (全日制) | 合 計 |
---|---|---|---|---|---|
すべて公立 | 682,117 (公立) |
1,934,173 (公立) |
1,433,090 (公立) |
1,351,336 (公立) |
5,400,716 (公→公→公→公) |
幼稚園だけ 私立 |
1,445,385 (私立) |
1,934,173 (公立) |
1,433,090 (公立) |
1,351,336 (公立) |
6,163,984 (私→公→公→公) |
高等学校だけ 私立 |
682,117 (公立) |
1,934,173 (公立) |
1,433,090 (公立) |
3,109,805 (私立) |
7,159,185 (公→公→公→私) |
幼稚園及び 高等学校が 公立 |
1,445,385 (私立) |
1,934,173 (公立) |
1,433,090 (公立) |
3,109,805 (私立) |
7,922,453 (私→公→公→私) |
小学校だけ 公立 |
1,445,385 (私立) |
1,934,173 (公立) |
3,979,521 (私立) |
3,109,805 (私立) |
10,468,884 (私→公→私→私 |
全て私立 | 1,445,385 (私立) |
9,164,628 (私立) |
3,979,521 (私立) |
3,109,805 (私立) |
17,699,339 (私→私→私→私) |
大学学部(昼間部)の1年間の学費の目安
国立 | 647,700 |
公立 | 666,300 |
私立 | 1,361,600 |
全ての費用を考慮すると、幼稚園〜大学までだと大体800万〜2320万かかる計算ですね。
子供の時期で分けるとどれくらいかかるの?
イニシャルコスト(最初にまとめてかかるお金)とランニングコスト(在学中に継続的にかかるお金)
大学までいくと仮定して必要な教育資金を考えると結構お金がかかりますね。
しかし、これを子供を育てるまでに貯めておかないといけないわけではなく、子供の時期によってかかるお金は違います。
それを考えると、いつまでにいくら貯めておかないといけないのかがわかりました。
イニシャルコスト(最初にまとめてかかるお金)
時期 | 費用 | 具体例 |
---|---|---|
幼稚園入園(公立) | 4万円 | 入園料、制服代、カバン、体操着など |
幼稚園入園(私立) | 10万円 | 入園料、制服代、カバン、体操着など |
小学校入学(公立) | 1万円 | ランドセル代、体操着代など |
中学校入学(公立) | 10万円 | 制服、ジャージ代など |
中学校入学(私立) | 50万円 | 入学金、制服代、学校給付金など |
高校受験 | 2〜4万円 | 受験料+入学しなかった学校への寄付金。 公立高校(本命)+私立高校(滑り止め)×2で 計3校を受験したと想定。 滑り止め校の入学先場合あり。 |
高校入学(公立) | 15万円 | 入学金、制服代など |
高校入学(私立) | 50万円 | 入学金、制服代など |
大学受験 | 10〜20万円 | 受験料、宿泊代、入学しなかった学校への納付金など |
大学入学(国立) | 55万円 | 入学料、前期分の授業料 |
大学入学(私立:文系) | 70万円 | 入学料、前期分の授業料 |
大学入学(私立・理系) | 88万円 | 入学料、前期分の授業料 |
大学入学(私立・医学部) | 285万円 | 入学料、前期分の授業料 |
ランニングコスト(在学中に継続的にかかるお金)
時期 | 費用 | 具体例 |
---|---|---|
幼稚園(公立) | 15万円/年 | 給食費、保護者会費、各種行事日など |
幼稚園(私立) | 37万円/年 | 給食費、保護者会費、各種行事日など |
小学校(公立) | 10万円/年 | 給食費、PTA会費、学用品、遠足費用など |
中学校(公立) | 15万円/年 | PTA会費、学用品、修学旅行費など |
5中学校(私立) | 73万円/年 | 授業料、PTA会費、学用品、修学旅行費など |
高校(公立) | 23万円/年 | PTA会費、学用品、修学旅行費など |
高校(私立) | 72万円/年 | 授業料、PTA会費、学用品、修学旅行費など |
大学(国立) | 80万円/年 +(約100万) |
授業料、教科書代など (+一人暮らしの費用) |
大学(私立:文系) | 130万円/年 +(約100万) |
授業料、教科書代など (+一人暮らしの費用) |
大学(私立:理系) | 170万円/年 +(約100万) |
授業料、教科書代など (+一人暮らしの費用) |
*高校の授業料については手取り20万円世帯のもので計算しています。
児童手当金をうまく活用する
大学までに300万円を貯金しようとして、18年間で考えると月々約1万700円貯金する必要があります。しかし、児童手当金を上手に活用することによって、大学までに必要な教育資金を貯めることができます。
児童手当金は全ての親御さんが受け取れるお金のこと。(個人で申請が必要)3才未満なら月額1万5000円、3才〜中学校卒業までは月額1万円です。(*世帯収入が制限を超えると一律5000円になります)児童手当を全て貯金すると総額198万円になります。大学までに貯めておく貯金が300万円とすると、「ここから198万円を引いた102万円を自分で貯める」と考えれます。
大学の最初にかかる費用は貯めれたとして、そこから継続的にかかる費用が不安になりました。しかし、高校の段階で塾などの教育費がかかっていると思いますが、それが大学になるといらなくなります。そこで使っていたお金を大学生活費に当てることができるので意外となんとかなるそうです。
まとめ
①全ての費用を考慮すると、幼稚園〜大学までだと大体740万〜1320万かかる
②イニシャルコスト・ランニングコストを考えると一時的に大きなお金がかかる場合はあるが、一気に1000万とか必要になるわけではない
③大学進学を考えると、それまでに300〜500万円を貯めておきたい。
③貯蓄のために児童手当金を上手に使う
参考にした書籍はこちらです。